2010年08月07日
巨大布絵制作日記(1)
お久しぶりです。
久々すぎですね。 スミマセン
前回のブログ(6月!)で、巨大布画の原画を紹介しましたが、
その絵が、先日、無事完成しました
写真に収まりきっていません。
だって、ものすごく大きいんですもん(笑)。
一番最初に依頼された時のサイズは、2m×2mだったんだけど、
その後、2m×3mに大きくしてもらえないか、とサイズ変更の依頼があって。
で、いろいろ調べてみたんですが、そのサイズになってしまうと、
ネットで調べてみても、売っていなくて!
真ん中に縫い目がない、フラットな布って、なかなか見つけられなかったんです。
マルチカバーとかなら、あったりするんだけど、
糸の目が粗い布は、絵を描くのには向かないし。
丈夫そうなマルチカバーだと撥水加工がしてあったりして、やっぱり布絵には向かない・・。
さんざん調べて、いろいろ考えて。
結局、行き着いたのは「シーツ」でした。(これまで、ほとんどの布絵を描いていた布地ですね♪)
シーツなら軽くて丈夫だし、吊るして飾るには一番いい布かもしれないし。
そこで、調べました~。
そしたら、「フラットシーツ」の「キングサイズ」なら、かなり大きいものまであるらしいことがわかって。
実際にGETできたのは、2.2m×2.8mのものでした。
面積的には、2m×3mのときより、大きくなります。
事務局にそのサイズで描いていいかを打診して、OKをもらい、
制作にとりかかることになったのですが、
実際に床に広げてみると、圧倒されました。 デカイ・・。
せっかくなので、寝転んでみました。
うまく撮れなかったけど(笑)。
写真に入りきらないくらい大きいんです!
ひとしきり寝転んでみたあとは、制作開始。
まず、太陽部分の下地を描き始めました。
下書きはしません。 なんとなくの感覚で、大胆に描いてみます。
太陽のバランスが決まったら、次は背景の空の部分にとりかかりました。
複数の色を、少しずつ置いていきます。
太陽の部分でもそうですが、このように背景の場合は、水で薄めた絵の具を使います。
すると、それぞれの色が交じり合って、絶妙なグラデーションになります。
にじむからこそ、できる風合い。 これぞ、布の醍醐味♪
どんどん、進めていきます。
最初はとても楽しかったのに、だんだん、根気との戦いになってきます(笑)。
この布絵は、事前に制作費をいただいていて、
布地が「シーツ」になったことで、想定よりもリーズナブルな値段で布地を手に入れられたため、
今回は、画材をちょっと贅沢にしました。
なんと、すべてに「布用のメディウム」を使っているんです!
アクリル絵の具に混ぜて使うのですが、このメディウムが、絵の具よりも高いんです。
普段は、Tシャツなどに描くときに使っています。
メディウムを混ぜた絵の具で描いて、アイロンで熱処理をすると、ザラつきがなくなり、汚れにくくなります。
アクリル絵の具だけで描いた場合でも、洗濯しても、そうそう大丈夫だけれど、
メディウムを使っていれば、さらに強くなります。 ガンガン洗濯機で洗っても大丈夫です。
メディウムを使うのは、手間も、お金もかかるけど、質感・耐久性が格段に良くなります。
悩んだ末に、「大変でも、完成度をあげよう!」と決めました。
何が大変って・・・。 「熱処理」。 まあ、その話は後日になりますが(笑)。
少しずつ、少しずつ、空が広がって、とうとう、ここまできました。
お花の、茎の部分の下地も描きました。
ここまでで、新品のメディウム(※お徳用の超特大サイズ)1本が、ほぼカラになりました。
うわ~・・。 Tシャツ十数枚(下手したら数十枚)は描けるであろうメディウムが、たった1日で・・・。
布の大きさに再び圧倒されつつ、その日はここまで。
一晩をかけて乾かして、また後日に続きます。
久々すぎですね。 スミマセン
前回のブログ(6月!)で、巨大布画の原画を紹介しましたが、
その絵が、先日、無事完成しました
写真に収まりきっていません。
だって、ものすごく大きいんですもん(笑)。
一番最初に依頼された時のサイズは、2m×2mだったんだけど、
その後、2m×3mに大きくしてもらえないか、とサイズ変更の依頼があって。
で、いろいろ調べてみたんですが、そのサイズになってしまうと、
ネットで調べてみても、売っていなくて!
真ん中に縫い目がない、フラットな布って、なかなか見つけられなかったんです。
マルチカバーとかなら、あったりするんだけど、
糸の目が粗い布は、絵を描くのには向かないし。
丈夫そうなマルチカバーだと撥水加工がしてあったりして、やっぱり布絵には向かない・・。
さんざん調べて、いろいろ考えて。
結局、行き着いたのは「シーツ」でした。(これまで、ほとんどの布絵を描いていた布地ですね♪)
シーツなら軽くて丈夫だし、吊るして飾るには一番いい布かもしれないし。
そこで、調べました~。
そしたら、「フラットシーツ」の「キングサイズ」なら、かなり大きいものまであるらしいことがわかって。
実際にGETできたのは、2.2m×2.8mのものでした。
面積的には、2m×3mのときより、大きくなります。
事務局にそのサイズで描いていいかを打診して、OKをもらい、
制作にとりかかることになったのですが、
実際に床に広げてみると、圧倒されました。 デカイ・・。
せっかくなので、寝転んでみました。
うまく撮れなかったけど(笑)。
写真に入りきらないくらい大きいんです!
ひとしきり寝転んでみたあとは、制作開始。
まず、太陽部分の下地を描き始めました。
下書きはしません。 なんとなくの感覚で、大胆に描いてみます。
太陽のバランスが決まったら、次は背景の空の部分にとりかかりました。
複数の色を、少しずつ置いていきます。
太陽の部分でもそうですが、このように背景の場合は、水で薄めた絵の具を使います。
すると、それぞれの色が交じり合って、絶妙なグラデーションになります。
にじむからこそ、できる風合い。 これぞ、布の醍醐味♪
どんどん、進めていきます。
最初はとても楽しかったのに、だんだん、根気との戦いになってきます(笑)。
この布絵は、事前に制作費をいただいていて、
布地が「シーツ」になったことで、想定よりもリーズナブルな値段で布地を手に入れられたため、
今回は、画材をちょっと贅沢にしました。
なんと、すべてに「布用のメディウム」を使っているんです!
アクリル絵の具に混ぜて使うのですが、このメディウムが、絵の具よりも高いんです。
普段は、Tシャツなどに描くときに使っています。
メディウムを混ぜた絵の具で描いて、アイロンで熱処理をすると、ザラつきがなくなり、汚れにくくなります。
アクリル絵の具だけで描いた場合でも、洗濯しても、そうそう大丈夫だけれど、
メディウムを使っていれば、さらに強くなります。 ガンガン洗濯機で洗っても大丈夫です。
メディウムを使うのは、手間も、お金もかかるけど、質感・耐久性が格段に良くなります。
悩んだ末に、「大変でも、完成度をあげよう!」と決めました。
何が大変って・・・。 「熱処理」。 まあ、その話は後日になりますが(笑)。
少しずつ、少しずつ、空が広がって、とうとう、ここまできました。
お花の、茎の部分の下地も描きました。
ここまでで、新品のメディウム(※お徳用の超特大サイズ)1本が、ほぼカラになりました。
うわ~・・。 Tシャツ十数枚(下手したら数十枚)は描けるであろうメディウムが、たった1日で・・・。
布の大きさに再び圧倒されつつ、その日はここまで。
一晩をかけて乾かして、また後日に続きます。
Posted by Sai at 20:58│Comments(4)
│制作日記
この記事へのコメント
スンバらしい!!実際に見てみたい!!!
Posted by inokoko at 2010年08月07日 21:21
inokokoさんへ
ありがとうございます!
完成した布絵は、先週、長野市中心部の南石堂町で開催された「蟻の市」で展示されたのですが、そのあとは・・・どうなったんだろ?(笑)
今後も、どこかで日の目をみてくれたら嬉しいなあ・・と思っています。
そういう機会が、ありますように☆ (祈り。)
ありがとうございます!
完成した布絵は、先週、長野市中心部の南石堂町で開催された「蟻の市」で展示されたのですが、そのあとは・・・どうなったんだろ?(笑)
今後も、どこかで日の目をみてくれたら嬉しいなあ・・と思っています。
そういう機会が、ありますように☆ (祈り。)
Posted by Sai at 2010年08月09日 19:58
こんばんは!
やっぱりかわいいですね♪
私も実物見てみたい~(*^_^*)
そういう機会がありますように☆(一緒に祈り。)
やっぱりかわいいですね♪
私も実物見てみたい~(*^_^*)
そういう機会がありますように☆(一緒に祈り。)
Posted by 花々堂 at 2010年08月09日 21:17
花々堂さんへ
ありがとうございます♪
花々堂さんのブログも拝見しました☆
すっごくステキです♪
今度、じっくり読ませてもらいますね(^-^)♪
(明日から帰省のため、今はゆっくり見られなくて残念)
ありがとうございます♪
花々堂さんのブログも拝見しました☆
すっごくステキです♪
今度、じっくり読ませてもらいますね(^-^)♪
(明日から帰省のため、今はゆっくり見られなくて残念)
Posted by Sai at 2010年08月12日 20:39